明日は紅白対抗歌合戦。
そう。先月、急に天に召されてしまったO原さんが企画してくれた、最後の歌合戦だ。
O原さんは、いつもこの歌合戦をとても楽しみにしてくれていた。その意志を継ごう。と、白紙に戻りそうだった今回の企画を、Kさんというリーダー的存在の女性が復活させてくれたのだ。
そして今日は、O原さんの49日でもある。
それと関係があるのか分からないけれど、今日不思議なことが起こった。
珍しく私が早めに家に帰り、夕飯の支度をする母に
「ご飯のお供えしてー」
と頼まれた。(うちは毎日ご飯のお供えを仏壇にする。)
お供えは、うちの仏壇と、隣の家の仏壇にもする。隣の家は、祖母の亡き妹と先祖の仏壇がある。
お供えを持って隣に行こうと外に出た時、お経のような声が聞こえた。
でも、外は雨。ザーザーという音にかき消されて、本当に声なのかどうか分からなかった。
(空耳かな?)
そう思って、お供えをしに隣の家に入ったけれど、お経のような声はずっと聞こえてくる。お経というよりは、琵琶法師の歌のようなリズム。
ちょっと怖くなって、お供えを置いて早々に外に出た。でもやっぱり門の外から聞こえてくる。
音なのか、声なのか・・・。探ろうと思って耳を澄ましてみたが、やっぱりどう聞いても人の声のようだった。
門の外に行くのも怖くて、私は家の中に入った。
それでもやっぱり気になるので、今度は自分の部屋に行ってみた。
私の部屋は通りに面しているので、人がいればダイレクトに聞こえるはず。
でも、自分の部屋に来ても、声は聞こえなかった。。。
キツネにつままれたような感じ。
その話を同期のたかよちゃんにすると、たかよちゃんも昨夜、お風呂に入っていたら、閉めたハズの扉が
バンっ!と開いたというのだ。
たかよちゃんは、O原さんが亡くなった当日も、生まれて初めての金縛りに合っている。
これは、O原さんが天に召される最後の挨拶に来てくれたということなのかもしれない。
でも、明日は紅白歌合戦。
その場に彼がいないわけがない。
きっと
「あと1日だから~~~!!!!! お願いっ!1日だけ待って!!!!! じゃないと成仏できないからぁ~っ!!!!」
と、神様に駄々をこねて観に来るに決まっている。
明日は、その為にも思い切り盛り上がるんだ。
O原さんが悔しがるくらいに。
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