ついにこの日がやってきた。
いつも歌を決めるまでは、「あーもう面倒になってきた~。やめときゃよかった~・・・」なんて思うけれど、当日になるとテンションが上がってくる。今日は皆、特別な思い入れがある分、気合いもハンパじゃない感じ。
18:00。
地下の素材屋にて決戦前の腹ごしらえをする。
いつもなら、一番に店に来て「遅いよ~」とブーブー言うO原さんの姿はもちろんない。だからって、しんみりするのは反則だ。
私は最初からワインを飲んでテンションを上げにかかる。
19:20。
皆出来上がる→テンションMAXのまま、カラオケになだれ込み。
場所はいつものカラオケ。ステージ付きの大部屋にて。
今回は、3人目に控えている「夏祭り」を歌う先輩から浴衣の着付けを頼まれていたので、始まってすぐに廊下で着付け。
そして私の出番は5番目。
先輩の「夏祭り」を途中まで聞いてから、自分の準備をしにかかる。
今回の曲は、映画NANAで中島美嘉が歌っていた「GLOMOROUS SKY」。
もちろんビビアンの服なんて持っていないので、手持ちのミニスカート、黒のロングブーツ、クロスのペンダントにキャスケットで、無理矢理ナナ
(足がむくんでブーツのファスナーが閉まらず・・・。無理に引っ張って両手の皮が剥けました
)
蓮の花のシールを腕に貼れなかったのが残念~・・・。
一度も勝利を収めたことのない私。今回のテーマは
「声出していこうっ!!」カラオケの点って、結構声の大きさが重要な気がするのです。個人戦では私の勝ち。
その後は、皆の演出を楽しむのに専念。
水着に腰みのつけた、ハワイアンなKさん(バックダンサー付き)
今回は社長も乱入。「めに、帽子貸せ」と、私のキャスケットを被ってゴキゲンでチェッカーズの「ギザギザハートの子守歌」を歌う。
そして、今回の一番のヒット!!
紅白の衣装に命をかけ、芸人魂炸裂のこの人。
たかよちゃん~きゃ~っ
これは言わなくても分かりますよね??そう。あの人です。
「女は恋ぃぃ~~♪」前日に思いつきで作ったという、カーテンの衣装。ホント、たかよちゃん、あなたにはいつも脱帽です。かわいすぎる。
社長から、特別賞を頂いてました。
他にも、名古屋の歌(題名分からない)で盛り上げてくれたYさん。山田邦子になりきったGちゃん。皆相変わらずネタ尽きないなぁぁ・・・。
壮絶な戦いを繰り広げた結果、接戦の末結局勝ったのは白組。
赤組の私は、またしても敗退・・・。なんでぇぇぇ~っ!!!!
残り時間は、皆で歌い、踊り、盛り上がる。
そして最後の曲は、コブクロの「さくら」。全員で肩を組んで歌う。
ちょっとクサイけど、色んなこと思い出して涙が流れた。皆も泣きながら歌っていた。
O原さん、見ててくれましたよね??
最後にO原さんと同じく、出向元に帰っているMさんが締めてくれる。
彼は長身・イケメン・スポーツ万能・仕事はできて、社長にも意見を言えて、なのにカラオケでタンバリン持たせたら人が変わってしまう。誰からも愛される正にスーパーマン。
O原さんは、いつも「Mさんムカツク!!」なんて悪態つきながら、慕っていた。
「O原が、この会社を愛したのがよく分かります。これからもO原の遺志を継いで、この会を続けていって欲しい。」社長やMさんまで来ちゃって、本当に皆から愛されていたんだなぁ。
O原さんが築き上げてくれたもの、これで無くしたら怒られそう。
すごいアホアホな会だけど、遺志を継ぐなんてカッコいい言葉は似合わないイベントだけど、でもきっと皆、続けていきたい。って思ったんじゃないかな。
そんなわけで、紅白歌合戦は続きます。
次は絶対勝つっ!!!!!!